BANKEN日記 BLOG
2025.02.28
BANKENの突板ができるまで 糊付け~あく抜き
毎度!
熊地が担当します。
今回は突板ができるまでの続編をお届けさせていただきます。
BANKENの突板ができる工程がこちらなのですが、
ヒアリング ~ 単板の選定 ~ 裁断 ~ 糊付け ~ 貼り ~ プレス
~ 耳切り ~ あく抜き ~ サンダー ~ 検品 ~ 梱包 ~ 出荷
前回裁断までご紹介させていただいたので、
今回は糊付け~あく抜きまでご紹介させていただきます。
【糊付け】
突板を貼るためには下地の上に糊を均一に塗付する必要があります。
剥離などのトラブルがないように調合された創業以来変わらぬ秘伝の糊を糊付け機(ロールコーター)で下地の上に塗付し、次は貼りの工程に移ります。
【貼り】
糊の塗付された下地材の上に、きれいに裁断された単板を並べます。
実はすべて手作業で製作しているのです。
隙や重なりがないように、ひとつひとつ丁寧に単板を並べることで仕上がりのきれいな突板が仕上がります。
また営業からどのような家具や内装になるのかを共有してから製作に移るため、製作時に単板の品質や仕上がりのイメージを確認しながら製作することができ、お客さまに寄り添ったより良い商品をお届けさせていただいております。
【プレス~耳切り~あく抜き】
こちらの各工程の紹介が短いのでまとめてご紹介します。
糊のついた下地の上に単板を並べた商品を100℃のホットプレスで約1分強の時間押さえます。押さえた後、商品をプレスからだして、下地からはみ出した単板をカッターでカットして仕上がりを調整します。(耳切り)
商品の貼りあがりを確認しながら問題なければあく抜きに移ります。
あく抜きはシュウ酸の液をロールコーターで満遍なく浸透させ、表面にあるシミや汚れを落とします。この工程があることでさらに表面の仕上がりがきれいになります。
今回は糊付け~貼り~プレス~耳切り~あく抜きの工程をご紹介させていただきました。
ではこれからも私たちが皆様のお力になれるよう、
『今日も社会を彩るお手伝いを』
今回は熊地が担当させていただきました。